メタファイル・図形編集

結論を先に書くと、フリーソフト「Dynamic Draw」でメタファイルを作って使う方法が最強。

論文等に実験装置の図や、フローチャートなどを載せることは必須です。他の方はどうやって作っているのかなーと見回すと非常に様々で、珍しいものはペイントでドットを打って描いてあるものまで…。結構多いのがMicrosoftのPowerPointやWordの図形編集で作るというものです。

別に何で作ってもいいのですが、利点欠点があるのでちょっとまとめてみました。

まずコンピュータグラフィックソフト(GIMP・フォトショップなど)で作るといった方法(windowsのペイントは論外)。きれいに作れますし、自由度は一番高いです。問題はファイルサイズが大きい、多機能で何でもできる分操作が難しい、作成した図の拡大縮小に弱いといった点です。論文やパワーポイントに図を載せる時、できるだけファイルサイズが小さい方がいいです。発表の途中でPowerPointが重くなるのは避けたいですからね。またただの画像ファイルは拡大縮小したら図や文字がカクカクになったりします。拡大縮小しても大丈夫なように高画質で作る手もありますが前述したようにファイルサイズは小さい方がいいです。

次はPowerPointとWordで作る方法です。これは簡単に思い通りの図が作れます。PowerPointで図を作るのが比較的きれいに作れてよい感じです。問題点があるとしたら、PowerPointソフトが無いと編集できない点です。

いろいろ試行錯誤した結果、フリーソフト「Dynamic Draw」で図を作成し、メタファイル(拡張子emfなど)で保存して使うのが一番でした。「Ctrl+A」で全選択したあと「ファイル→選択部品の画像をエクスポート」でメタファイルで保存できます。メタファイルで保存してあるので、Wordに貼り拡大縮小して印刷しても、図がぼやけたりカクカクになったりしません。JPEGなどのただの画像だと拡大縮小するとぼやけてしまいます。

「メタファイルって初めて聞いたわけわからん」という方も多いと思います。メタファイルは描画命令を記録してある画像ファイルです。

メタファイルを画像変換したいときはメタコンがわかりやすいです。

記事を書いた日2013年 6月

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