HTMLの改行について

HTMLで改行したい場合<br>を使っている人が多いです。しかし3行分改行したいとなった場合「<br><br><br>」などと使うのはよくないのです。ではなぜよくないのか。

HTMLの本来の目的は、文章に論理的意味を付けることです。「ここは段落だよ」とか「ここは見出しだよ」とか「ここは表だよ」とかですね。<br>を連続しても、論理的意味はありません。そもそもHTMLはマークアップランゲージです。マークアップに必要のないもの、意味のないものはいれるんじゃねーよってことですね。同様に無駄な所に<hr>を使うのもよくありません。

また論理構造とは別の問題があり、一部のウェブブラウザ(IEとか)では連続して<br>を使っても、<br>の数だけ改行されません。

じゃあどうやって文と文の間を開ければいいのかですが、答えは簡単「スタイルシート」です。「文の間に空白を入れたい場合はスタイルシートで空白を挿入する」が正解。

具体的にはいろいろ方法がありますが、例えば「<p style="margin-bottom: 10em;">文章</p>」これで段落の下にだいたい10行分のスペースが付きます。文章の下の空白を広げて改行したように見せてます。1emは1文字分の大きさです。段落ではないところで1行以上改行したい場合は<div>で空白を指定してやればOKです。

面倒ですが、改行する場合は「文章ごとに文字の下の空白の大きさを設定していく」という方法しかなさそうです。

記事を書いた日2013年3月

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