図面上の高さを示す表記・記号の意味の説明

図面を書く読む上で大切なのが、高さの基準と記号です。
高さ表記・記号が多々あり、図面によって表現の仕方が様々です。それぞれの図面の高さを示す表記の意味と、その基準を下記にまとめました。

<定義が図面作成者によって違う高さ表記>
<定義が統一されている高さ表記>
<追加補足情報の高さ表記>

DLとCDLの違いとは

最低海面や基本水準面を示す表記にDLとCDLが使われております。そもそも「datum」の意味は「基準線や面」で、「chart」の意味は海図です。直訳すると「datum level」は基準面高さ、「chart datum level」は海図用基準面高さです。DLとCDLの違いを調べていると、どうやら行政間の問題にぶち当たるようです。

DLとCDL
使用行政 DL CDL 参考ページ
気象庁 潮位の観測基準面の高さ。
各潮汐観測地点ごとに異なる。
明記されていないが、DLが定義されているため
基本水準面(=最低水面)の意味。
海上保安庁 最低水面の意味 -
国土交通省 - 最低水面の意味  

まぁどうしようもないですねこれ。元凶は海保のような気がしますが。今回は上位の国土交通省と気象庁の使い方を表と図に入れました。基本的には最低水面・基本水準面=CDLで使うのがよいと思います。言葉くらい統一してよ・・・。

記事を書いた日2017年9月

文責 ellery459

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