配管圧損早見図

配管の圧損を計算するのはかなり面倒です。基本的な手順は
@流量と配管径から流速を計算
A流体の動粘度と流速と配管径からレイノルズ数を計算
Bレイノルズ数から摩擦抵抗係数を計算
C摩擦抵抗係数から圧損を計算
となります。
いちいち計算が面倒なので、圧損の早見図を作成しました。各配管口径ごとの各流量の1mあたりの圧損をプロットしています。流量と口径が分かれば、図から読み取った圧損に配管長さを掛けて圧損が概算できます。エルボも加味したい場合は、ざっくり1個1mで配管長さへ換算するとよいです。
破線で流速の線も書いてあるので、概ね適正流速かどうかもチェックできます。

摩擦抵抗係数を求める式には

Re<2300 64/Re
2300≦Re≦10^5 ブラジウスの式
10^5<Re コールブルックの式(粗度は0.1mm)

を使用しています。

配管圧損早見図(空気).pdf

配管圧損早見図(水).pdf

記事を書いた日2024年3月

文責 ellery459

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